避妊のマメ知識

黄体ホルモンについて

女性用の妊娠予防薬に含まれている成分には、主に黄体ホルモンと呼ばれているものと、卵胞ホルモンと言われているものがあります。

これらのうち、女性の排卵、つまり妊娠などに関係しているものは、黄体ホルモンですが、何故PILLには卵胞ホルモンまでもがふくまれるのでしょうか?

それには明確な理由があるのです。もちろん、黄体ホルモンだけでも避妊に対しての効果はある程度期待できるものと言えるのですが、これに加えて卵胞ホルモンを含むことで、より一層黄体ホルモンの効き目が高まるのです。

また、単純にこの2つの成分を組み合わせたから効き目が強くなるという理由もあるのですが、もう一つ重要な理由があります。

それは、子宮内膜症にならないようにする為です。子宮内膜が剥脱(表面の皮膚がはがれる)するのを防いで、正常な状態をキープするには卵胞ホルモンとダブルの効果が必要となるのです。

黄体ホルモンと時代に合ったピル

【第一世代】

1960年ころから女性の妊娠を防ぐためのおくすりとして開発された「ノルエチステロン」が一番初期のピルとなります。この一番初期の黄体ホルモンを含んでいるピルは効き目が少し弱く、卵胞ホルモンの力をかりている部分もありましたが、卵胞が多いとそれに伴って乳ガンなどの病気のリスクも高くなってしまうという報告などもあり、ホルモンの基準を設けるのです。

その基準値の中で開発されたピルが、現代まで続いている低用量ピルの第一世代なのです。

【第二世代】

第二世代のPILLは「レボノルゲストレル」というものです。第一世代でのホルモンが通常の基準値以内におさまるよう開発が進んでできたのが低用量ピルの次世代版です。卵胞ホルモンの量を基準値より少なくキープした状態で、黄体ホルモンを増やすという難題をクリアして開発されたのです。

ただ、この第二世代におけるピルは飲み続けていると男性の体質に近しくなっていくともいわれ、これが後の第三世代に向けた課題になっていくのです。

【第三世代】

第三世代は、これまでの開発における検証や第一・第二の世代で得た経験を活かし、低用量pillの最新として黄体ホルモンを増やしつつも男性に近しい体質になるのを防ぐといったものです。

しかし、これにも多少なり問題がでてきます。これは他のおくすりでも同様にありうるのですが「副作用問題」です。

ピルを飲むことによって妊娠するリスクを避ける事ができるのですが、少なからず副作用も出てきます。これはおくすりによって異なりますが、少なからず覚悟しておいたほうが良いでしょう。

妊娠と副作用を天秤にかけた時にどちらが良いかを決めるのは皆さん次第ですので、こちらの情報は参考として覚えておきましょう。